よしかい針灸院
 TOPに戻る 当院について 症状別解説 よくある質問  
症状別解説
 
  カゼと鍼灸
   
カゼでよしかい鍼灸院へ来院する方へ

まず「カゼが鍼灸でよくなるの?」と思われた方が多いかと思います。
よしかい鍼灸院へも、いきなりカゼで来院される方は少ないです。
大抵は他の疾患や痛みの治療をしている際、「実は今カゼで…」ということから「それではカゼの治療も併せてしていきますね。」と言うようなケースが多いです。
いわゆるカゼ薬でカゼは治らないと思います。
熱を下げたり、腹痛を和らげたり、頭痛を抑えたり…
もちろん、それはそれで大いに助かる事が多々あるのは事実です!
しかし、熱が出る理由、腹痛があって下す理由、頭痛が起こっている理由がちゃーんとあるのです。
身体が一生懸命頑張っている時に外から薬を入れて症状を押さえつけてしまうと、どうしても後に残ることが多い様に感じます。
例えば微熱や時間帯による発熱が続いたり…
セキがいつまで経っても抜けなかったり…
大切なのは症状を押さえ込む事ではなく身体ががんばれるように後押しをしてあげる事だと考えます。
熱が出ればすっきり治まるのに、熱が出るだけの力が無いのなら発熱できる方向へ持っていってあげる、胃が気持ち悪かったり、下しているのなら、吐ける方向、下しきれる状態に持っていってあげる、それが大切なのです!
自分自身が、自分自身を癒せる方向へ軽く後押ししてあげれば充分なのです!
と、まあ、ここまではカゼに対する私見ですが、以下にカゼの病理病因、治療について解説いたします。
そもそも、カゼになるのは身体が弱ってる証拠ですよねっ。
東洋医学的に言うならば、どこかしらの五臓の精気の虚があるわけです。
そこへ内因・外因・不内外因という病因が加わることによりカゼをひくわけです。
ただこれは、「卵が先か鶏が先か」的な処もあって内因・外因・不内外因によって精気の虚が生じたとも言えるのです。
ここでは便宜上、精気の虚がある状態から説明していきます。
精気の虚、つまりどこかしらの臓のアンバランスがある時に、「内因」例えば怒りすぎたとか、悲しみ過ぎた、考え過ぎた、なんて情緒の変動が激しかった時にカゼをひきます。
「外因」例えば、昨日寒い中ずっと外にいたとか、室内で空調の風がずっと当たっていた、なんて時ですね。
風熱湿燥寒という外気に侵襲された場合もカゼになります。
「不内外因」、これは食べ過ぎて翌日からカゼになったとか、後で気づくと、カゼになる前はいつも食欲旺盛になっている、なんて場合ですね。
不内外因には房事過多なんかも含まれます。
以上のような原因によりカゼをひくのですが、その病理はと言いますと…
基本的に陽気の発散がうまくいかなくなります。
これは、いつもは問題なくおこなわれている熱の発散や汗の発散がうまくいかなくなると言うことです。
発散されない陽気は皮膚表面で停滞してしまいます。
身体の一番外側で熱が停滞すれば、それは身体が熱くなり発熱するのは当然ですよね!
また熱は上へ昇りやすい性質がありますから、顔や頭が自覚的に熱く感じられるわけです。
また発散されない汗、要は「水」ですが、これは関節へ走ります。
ですから節々が重だるく、時に痛くなるのです。
これが発熱や節々の痛みのからくりです。
時に、発熱せず、さむけ中心のカゼ症状を訴える方もいます。
この場合は陽気が発散するしない以前に、皮膚表面まで上がってくるだけの陽気すら無い場合です。
身体の表面に陽気が少なければ、それは寒くて当然ですよね。
要は表面に熱が無いわけですから…
余談ですが顔は平時から陽気が多い所なんですよ。
これは陽経が顔面部に多く在ることに起因します。
時々、ドキュメンタリーで北極圏の人々の映像を目にする機会がありますね。
彼らは足元や身体はものすごく温かい格好をしていますが顔は出ていますよね。
これこそまさに、顔面部の陽気の多さ、あるいは陽気が巡っていれば外気に侵襲されないことの証拠です!
本題に戻ります。
つまり平時の陽気の巡りや量が100とするならば、発熱する人は70、カゼをひいても熱が出ない方は40しか陽気が巡っていないと言えるかもしれませんね。
しかし、これは相対的なものでAさんは平時に100の陽気が巡っているかもしれませんが、BさんはAさんの100に照らし合わせて平時から80かもしれません。
ですからカゼの進み方、症状の現れ方は個人個人で違うわけです。
個体差が在るわけですから、カゼをひいたら「葛根湯」というのはいささか問題があるかと思うのです。
東洋医学的に言えば平時から陽気が盛んで、カゼも陽実証が主で進む人には葛根湯がよいかと思います。
しかし平時から陽気が少なく、寒症状が主で進む方は注意した方が良さそうです。
発熱意外にも食欲不振や便秘、下痢、ノドの痛みやセキ、タンなどカゼの時は色々な症状が現れますね。
これらにも、もちろん病理があるのですが各々解説すると長くなるので省きます。
ただ、総括して言えることは「陽気の状態」なのです。
陽気が多いか少ないか、どこで停滞しているのか?経絡なのか腑なのか?
ということなのです。
もっと砕いて言えば熱量の偏在いかん、なのです。
それを見極めて治療していくことが大切なのです。
治療としては、カゼの初期は肺虚証として治療することが傾向として多いです。
肺を補った後、しかるべき陽経を瀉法する。
(必ず陽経を瀉すわけではありません)
また素因として肺虚体質の方はカゼをひきやすい傾向があります。
これは皮膚表面での守りが弱いため外気の侵襲を受けやすいようです。
胃腸症状や便の不調がある場合は陽明まで進んでいる事がありますので脾虚証として治療することもあります。
食欲不振の著しい場合は腎から手をつける場合もあります。
またノドの痛みや扁桃腺の腫れなども腎からいく場合が多いように思います。
これは太陽から一気に少陰まで進んでいるケースです。
カゼにおいて特に気をつけたいのが、生理前・生理中にカゼをひいた女性と小児です。
生理前や生理中にカゼをひき発熱すると、少陽の熱から胆実、瘀血になる方が時にいらっしゃいます。
こうなると不正出血や生理痛の増悪、閉経後の更年期障害の増悪などに繋がりますのでしかるべき治療をした方が良いかと思います。
また小児においては発熱から肺炎へ移行するプロセスが速いためあまり高温であったり発熱が続く場合は解熱剤が有効かと思います。
以上がカゼについての解説ですが、治療については少々専門的になってしまいました…。


前の症状へ症状別解説のもくじへ次の症状へ

ページトップへ



  このページに登場した用語の解説
   
  精気の虚(せいきのきょ)
  五臓それぞれが持っているエネルギーのこと。
各臓が持っているこの精気が 各臓固有の働きを支えています。
そのエネルギーが少なくなっている状態=虚
 
▲本文へ戻る▲


  内因・外因・不内外因
  内因(ないいん)とは精神状態が身体の不調の原因になっている事です。
例えばイライラが過ぎれば肝のアンバランスを生じます。
悲しみ過ぎれば肺のアンバランスが生じます。
感情の過不足により生じた五臓の変調が身体に不調を表した時、その原因を内因にもとめます。

外因(がいいん)とは風熱湿燥寒火という外邪に身体が犯される事が病因となる場合を指します。
例えばクーラーで冷えて関節が痛みだした。
これは寒さが身体にとって悪さをしたと考えます。
寒邪(かんじゃ)と言います。
しかし、実際に乾燥したとか風に当たったということはさほど問題ではありません。
要は風に当たった様な症状、つまり血中の津液が乾かされて熱を持ったような状態(中風)のことを指すのです。
ややこしいですが、東洋医学では病因=病理に直結して考えることが多々あるのです。

不内外因(ふないがいいん)とは飲食労倦の事です。
飲食とは摂取する飲食物の過不足に起因して症状が現れる事です。
これには特定の味覚のとりすぎなども含まれます。
例えば辛味。辛味を取ると陽気が発散します。
夏に食べれば発汗し身体は冷えますが冬に辛味を取りすぎればこれは病に繋がります。
暑いインドでカレーが食べられているのには意味があるんですね!
労倦(ろうけん)とは肉体労働に起因するものを言います。
これには房事過度も含まれます。

※古典には素問・陰陽応象大論篇
素問・宣明五気篇
霊枢・本神篇
難経・四十九難 などに記載があります。
 
▲本文へ戻る▲


  陽経が顔面部に多く在る
  身体には経絡という気の流れが存在します。
大別して陰経、陽経と2種類あり、それぞれの経絡に五臓六腑の名前がついています。
顔や頭部には陽経しかありません。
陽明胃経や少陽胆経、太陽膀胱経などです。
 
▲本文へ戻る▲



ページトップへ
 
  診療時間・診療日
   
×
診療時間: 9時30分~19時
※日曜日は14時が最終受付となります
休診日:水曜日
※土曜、日曜、祝日も診療いたします

  治療代金
   
一般
4000円
高校生 3000円
小・中学生 2000円
小児 1000円
※税別

回数券がお得です!
5回券、11回券をぜひご利用ください。
5回
2万円(税込) 1000円お得!
11回 4万円(税込) 6200円お得!


  ご予約・お問合せ
   
ご予約はお電話で
0465-43-9067

ご質問・お問合せはこちら
メールでのお問合せ
※もちろんお電話でのご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!


よしかい鍼灸院へのアクセス

よしかい鍼灸院のブログ

よしかい鍼灸院 院長の旅ブログ