よしかい針灸院
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  生理痛と鍼灸
   
生理痛でよしかい鍼灸院へ来院する方へ

古典には素問・上古天真論篇に生理がいつ始まり、いつ頃終わるのが良いのですよ、と言うようなことが記載されています。
個人差はありますが女性は約40年間もの間、月経と付き合っていくわけです。
ですから生理痛が重い方の苦痛は大変なものであろうと思います。
生理痛の症状は様々ですが以下のようなものに代表されると思います。
生理前・生理中に頭痛がする。
下腹部が痛む。時には寝れない…
腰がおもだるい。
食欲が増進する。
情緒が乱れイライラしたり不安になったりする。
不正出血(生理の時じゃないのに出血する)。
周期が不規則である。
生理痛が重い月と軽い月がある。
過度なダイエットや運動による無月経。
肩の凝りや手足の冷え。
等々、様々です。
これらの症状が現れる原因は身体の気・血・津液の巡りの悪さです。
特に骨盤内腔の巡りの悪さが問題になります。
まず血の巡りの悪さについて説明します。
身体の中の「血」自体の絶対量の少なさや、血液の中の水分の少なさ、また瘀血(おけつ)という血が滞り、特定の場所から動かなくなってしまうものに起因する生理痛を抱えている方がいます。
次に津液の巡りの悪さによるものです。
冷飲食による冷えやそれに伴う体内での水の停滞。
ファッション性重視の薄着による冷え。
空調による冷え。
これらによって、津液の巡りの悪さや、下半身への津液の停滞を引き起こします。
次に気の巡りの悪さによるものです。
これは意外に多いのですよ。
ストレスや過労(精神労働)、イライラにより気鬱になり、これによって引き起こされた生理痛です。
「私は何の巡りが悪いの?」と思う方のために大まかな傾向を述べてみます。
まず、痩せていて手足共に冷え、食欲はあまりなく生理中に下痢をする、あるいは便秘症なのに生理になると通じが良く通る、疲れやすい、あまり汗をかかない、根気がない、と言う方は「血」自体の不足が考えられます。
東洋医学では「血」は元来、寒熱で言えば熱を持ったモノとして考えます。
これはちゃんと自覚できる事なのですよ。
例えば交通事故や多量の出血を伴う外傷を経験された方は解ると思います。
出血量が多くなると冷えるので身体が寒く感じるのです。
生理も同じ事が言えます。
生理中に身体の冷えを感じるのは血が抜けるからなんです。
便秘だったのが生理になるとお通じが良く通ったり、生理になるといつも下痢をする、なんて言うのは身体、特に腸が冷えるからなんですよ。
ただ、これらはすべての女性に言えることでは無いですよね。
生理中でも身体が冷えない方もいますし、お通じになんの変化も無い方もいます。
出血量だって交通事故や外傷とは全然違います。
で・す・か・ら、上記の様な症状を呈する方は「血」自体の絶対量の少なさが考えられるわけです。
絶対量が少ないなら、例え抜ける血の量がわずかでも冷え病症を表すのですね。
また絶対量が少ないということは、生理により出血しなくても血の充実している人と比べれば、身体は冷えている、身体に熱がないと言えるわけです。
冷えていたり、絶対量が少なかったりすれば、血の巡りが悪くなるのは当然ですよね。
治療としては 「血」 自体を増やしてあげることがポイントになってきます。
東洋医学では肝臓と血はとても深いつながりがあると考えます。
ですから肝を主体とした治療になるか、あるいは血自体を作り出す大元、つまり飲食物から血となり肉となりという感じで胃腸消化器系の働きを良くしてあげる治療が大切になります。
ここを勘違いされる方が時々いらっしゃいますが、血が足りないからレバーやプルーンなどを食べれば良いのだ!という事ではないのです。
摂取した飲食物からしっかり栄養に変換できるか?
身体に取り入れられるか?
そこが重要になってくるのです。
次に血の中のみずけ(津液)が不足した場合。
何のことやら?という感じですよね!
血液は血小板やヘモグロビンなどの個体の部分と水分の部分に分けられます。
この水分が=津液(しんえき)だと思って下さい。
この水分が少なくなると血は熱を持つのです。
なぜか?と言うと…
先ほど血は熱を持ったものであると説明しましたね。
少々込み入った話になりますが、東洋医学は陰陽で物事を考えます。
陰陽は対極ではありますが対立ではないのです。
一つの「何か」の両端であり側面なのです。
「血」で言えば個体の部分が陽であります。
水分の部分が陰であります。
陰である水分が少なくなれば相対として陽は増すわけです。
陽が増せば寒熱で言えば熱が増すのですね。
ですから血中の津液が少なくなれば「血」自体は熱をさらに持つわけです。
本題に戻ります。
こうなると月経量はすくなくなる事があります。
また、出血がだらだらと長く続く事もあります。
傾向として、肥満がちで身体にみずけが多く、むくみや冷えのぼせを訴える方が多いです。
のぼせたり、口の渇きがあるので冷飲食を好む傾向があります。
治療は血中の津液を増やすか、身体に散らばった津液を腎に戻すこと、あるいは偏って停滞している津液の巡りを良くしてあげる事が重要になってきます。
やはり肝が主体ですが腎や肺、脾を治療していく場合も多々あります。
上記の「血中の津液不足」が続くと瘀血(おけつ)という血の巡りの悪さの極みみたいな状態になることがあります。
またこれは、生理中に発熱したり、交通事故にあってから生理痛が起きる場合や出産、中絶、流産などでも形成されることがあります。
治療としては瘀血をよく流してあげる事、あるいは瘀血までいかないが血が熱をだいぶ内包しているようならば血熱をしっかり取ってあげる事が重要になってきます。
仕事や学校でのストレス、不安、過労(精神労働)により生理痛が起きたりイライラ、不安が募ることがあります。
この場合は肝気を高め疏泄を促してあげる事が大切になってきます。
生理痛や生理不順などはこのように様々な原因で起こります。
「何がどこで、どうなっているのか?」をよーく把握し治療していくことが大切です。
生理痛や生理不順は不妊や婦人科疾患、更年期障害とも直接リンクしてくるので体質改善をしていくことがとても重要であると思います。


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  このページに登場した用語の解説
   
  気血津液(きけつしんえき)
  気血津液とは気・血・津液という三つの物質であり働きのことです。
これら三つがうまく働き人は生命活動を維持しています。
気とは形の無いものですが血も津液も気の作用無くしては働けません。
血とは皆さんの想像する通り血です。
津液とは身体の中の水分、あるいはリンパと言ったところでしょうか…
 
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  瘀血(おけつ)
 

血が滞る事により形成されます。
血中の津液、つまり血の中の水分が無くなり血が熱を持った場合(血熱)や血が乾いた場合(血燥)などの経過をたどり最終的に動かなくなってしまったものが瘀血です。
瘀血は冷えて動きが悪いモノや冷えているが芯にはまだ熱が内包されているモノなど様々で「これが瘀血です!」と断定することが難しいのですが瘀血に起因する慢性病や不定愁訴は意外に多いのです。
婦人の更年期障害などでも主たる病因になることが多々あります。

また交通事故や打撲などでは上記の経過をたどらず、
急性の瘀血が形成されることがあります。

どちらにしても要は血の滞りだと思っていただければ良いかと思います。

 
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  気鬱(きうつ)
  気の巡りが悪くなり滞る事。
臨床的には肝気(肝臓の気)が鬱結(うっけつ)してしまう事が多いです。
要はイライラや怒り、不安や不満の蓄積です。
 
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  津液(しんえき)
 

身体の中の水分全般を指します。
汗やよだれ、涙、血液(血中の津液)などなど…
とにかく身体の水分ぜーんぶです。
よくCMなんかで気血水という言葉を耳にしませんか?
この「水」ですね。
ただ細かいことを言えば水と表現した場合は
病理状態も表しますのでここでは津液と表現します。

※古典には素問・霊蘭秘典論篇などに記載があります。

 
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  血熱(けつねつ)
  血熱とは血が熱を持った状態です。
血液の中のみずけがなくなるにつれ血自体は熱を持ちます。
この血熱がさらに進めば血は乾き始め血燥(けっそう)になり、あるいはみずけが足りず動きにくく、どこかに停滞すれば血実(けつじつ)となり最終的には瘀血(おけつ)となる訳です。
 
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  疏泄(そせつ)
  肝の働きの一つです。
肝はスムーズで秩序があることを好みます。
気の流れや血の流れ、消化活動や感情の変化が
秩序だっているのは肝によるところがあるのですよ。
 
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