よしかい針灸院
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症状別解説
 
  顔面神経麻痺と鍼灸
   
顔面神経麻痺でよしかい鍼灸院へ来院する方へ

顔面神経麻痺には中枢性のものと末梢性のものがあります。
中枢性のものは、脳血管障害に起因しますのでしかるべき病院を速やかに受診してください。
鍼灸治療で効果かみられるのは末梢性の顔面神経麻痺であります。
西洋医学的な病理、病因、治療についてはネットや書籍など多数ありますのでここでは省略します。
東洋医学的にみて、顔面神経麻痺がなぜ起きるのでしょうか?
これはまず始めに経絡気血の流れが悪くなっていることに起因します。
特に陽明経、少陽経、厥陰経などの経絡の流れの悪さがうかがえます。
経絡の流れが悪くなる原因ですが、ストレスや睡眠不足、飲食労倦などが考えられます。
流れが悪くなっているところに風邪(ふうじゃ)、あるいは風熱、風寒の邪が乗じることにより引き起こされるのです。
東洋医学では、五悪と言う五臓それぞれが嫌う外気の種類が規定されています。
この中で肝は風を嫌うのです。
風邪により血中の津液が乾かされることにより、血中の津液不足が起こり肝の主りである筋肉やスジに病変が現れるのです。
実際、冷房をかけたまま寝てしまい、起きたら顔面神経麻痺になってしまっていたとか、車や電車の窓が開いていて、思いがけず風に当たって麻痺が起こった、などということが結構あるんですよ。
又、これは実際に風に当たらなくても風に当たった時のように、血の中の津液が不足した状態でも起きるのです。
補足ですが何故、風により津液が乾かされるのか?といいますと、これは東洋医学の理論体系が中国にて起こった事に起因します。
中国の様な広い大地で風が起こると水気が飛んで大地は乾いてしまうのですね。
何となく中国大陸のどの辺の事なのか想像ができますね。
本題に戻ります。
上記の病理により出現した病症、顔面神経麻痺の治療について述べます。
まず急性期に治療を開始した場合が最も治りが良いです。
しかし、今まで鍼灸治療を継続して受けていたとか、顔面神経麻痺が鍼灸で良くなる事を知っている方以外は、なかなか発症後すぐに、鍼灸院を訪れる方は少ない事と思います。
大抵、病院でのステロイド治療を終了してからとか、2~3ヶ月経ってから来院される方が多い様です。
発症後、時間が経過するのに伴い寛解のスピードが落ちるのが実際です。
治りも急性期に治療を開始された方の方が良いようです。
ですから早期に治療を開始されることが最も望ましい疾患であると思います。
それからハント症候群による麻痺についても言及しておきます。
これはウイルスによるもので難治であります。
鑑別としては麻痺の出現する前に耳の痛みがあったかどうかで判断できると思います。
ハント症候群に起因するものについては尚更、早期に治療を開始されるのが望ましいです。
しかしながら、時間が経過された方も絶望なさらないでください。
数ヶ月、あるいは数年経ってから治療を開始しても良くなってくるケースがあります。
病院でもう治療の施しようが無いのなら是非鍼灸治療を受けてみて下さい。
ご自身の内包する治る力にかけてみましょう!
治療自体は上記の様な原因を改善していく治療がまず一つです。
肝、自体のアンバランスを整え気血の巡りを良くしていきます。
そして熱の波及している経絡を整えていきます。
お顔にも鍼をしていきますが全くの無痛ですのでご安心ください。
お灸もお顔にしていきます。
痕が残ったり火傷したりはしませんのでご安心ください。
顔面神経麻痺にはお灸がとっても効果があるんですよ。
時に、お灸だけ毎日していくこともあるくらいです!
またご自身でも自宅にて顔面の筋肉を動かす体操をしていただきます。
鏡を見ながら動きの悪い、あるいは動かない筋肉を意識してやっていただきます。
この運動もとっても重要です。
来院時に指導させて頂きます。


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  このページに登場した用語の解説
   
  経絡(けいらく)
  身体を流れる気の流れ、その道筋だと思って下さい。
ツボはこの経絡上にあるんですよ。
主だった経絡は十二本あります。
そのすべてにそれぞれ臓腑の名前が付いています。
例えば少陽胆経、陽明胃経などです。

※古典には霊枢・経脈篇などにその記載があります。
 
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  気血(きけつ)
  気血とは気・血という二つの物質であり働きのことです。
この場合の血には津液、つまり血の中の水も含まれます。
気とは形の無いものですが、血は気の作用無くしては働けません。
血とは皆さんの想像する通り血液です。

『気血津液』と言った場合と、『気血』と言った場合の違いは特にありません。
三才(一つを三つに分割したとらえ方)で表現するか、陰陽(二つに分割するか)で表現するかの違いだけです。
『天・地』と『天・地・人』みたいなものです。
天・地と表現した場合は人は地に含まれますよね。
 
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  飲食労倦(いんしょくろうけん)
  飲食とは摂取する飲食物の過不足に起因して症状が現れる事です。
これには特定の味覚のとりすぎなども含まれます。
例えば辛味。辛味を取ると陽気が発散します。
夏に食べれば発汗し身体は冷えますが、冬に辛味を取りすぎればこれは病に繋がります。
暑いインドでカレーが食べられているのには意味があるんですね!

労倦(ろうけん)とは肉体労働や精神労働に起因するものを言います。
これには房事過度も含まれます。

※古典には素問・陰陽応象大論篇
素問・宣明五気篇
霊枢・本神篇
難経・四十九難 などに記載があります。
 
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  風邪(ふうじゃ)
  風邪とは風が病因となった場合の表現です。
冷たい風に当たって鼻水や咳が出たとか(風寒)、雨風の中作業をして腰を痛めたとか(風湿)、寝苦しい夜に扇風機をかけっぱなしにしていて心筋梗塞になったとか(風熱・風燥)、そーいったもののことを言います。
風、自体は他の病邪(熱・湿・燥・寒)と結びつくことが多く様々な病変を引き起こします。
古典には
「故に風は百病の長なり。其の変化するに至りて、乃ち他病と為るなり。」
なんて一文があります。

古典には素問・風論に記載があります。
 
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  邪が乗じる(じゃがじょうじる)
  風・熱・湿・燥・寒という外気が身体に悪影響を及ぼし、
病変を引き起こさせることを言います。
乗じる、「のっかる」というのはどういう事か?
と言いますと…
東洋医学にはこんな言葉があります。
「内傷無ければ外邪入らず」
つまり内側の傷が無ければはね返せるのです!
精神的に落ち込んだりイライラしたり、思い悩んでいたり、
あるいは過労で疲れていたり、睡眠不足であったり、
食べ過ぎ、食べなすぎ、冷飲食があったり
そーいったものによって気の巡りが落ちていなければ、
例え寒かろうが暑かろうが、外界の気候や外気に影響されて
お身体の調子を崩すことは無いという意味ですね。
ですから乗じる、「のっかる」と言うのです。
乗るかどうかはその時の内側の充実度によるのですね!
 
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  五悪(ごあく)
  五悪とはそれぞれの臓が嫌う外気の種類です。
肝は風
心は熱
脾は湿
肺は燥
腎は寒
を嫌うのですよ。
 
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  血中の津液不足
  血の中のみずけ(津液)が不足した状態のことです。
何のことやら?という感じですよね!
血液は血小板やヘモグロビンなどの個体の部分と、水分の部分に分けられます。
この水分が=津液、だと思って下さい。
この水分が少なくなると血は熱を持つのです。
なぜか? と言うと…
血は元々、熱を持ったものなのです。
例えば、交通事故。
多量に出血すると寒さを訴えますよね。
あるいは女性の月経。
生理になると冷えを感じる方は多いのです。
これは熱を持っている血が身体から抜けることに起因するのです。

少々込み入った話になりますが、東洋医学は陰陽で物事を考えます。
陰陽は対極ではありますが、対立ではないのです。
一つの「何か」の両端であり側面なのです。

「血」で言えば個体の部分が陽であります。
水分の部分が陰であります。
陰である水分が少なくなれば相対として陽は増すわけです。
陽が増せば寒熱で言えば熱が増すのですね。
ですから血中の津液が少なくなれば「血」自体は熱をさらに持つわけです。
これによって血と関わりの深い肝に、あるいは肝の主どりである筋、腱、スジに病変が現れる事があるのですね。
 
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  主り(つかさどり)
  東洋医学では様々な生理作用、組織、器官を
五臓六腑と関連づけて考えます。
「主り」自体に意味はいくつかありますが、ここでは
支配や関連、管理している、という様な意味合いです。

※古典には素問・宣明五気論などにその記載があります。
 
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